徒然なるブログ

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『やがて君になる』アニメ2期はあるのか?

 先日、最終巻を発刊した仲谷鳰先生による漫画『やがて君になる』。この作品は2018年秋にアニメ化されました。

 この作品のアニメ2期があるのか、この記事ではそれについて詳しく分析していこうと思います。

 

Attention!

この記事には『やがて君になる』最終巻までの内容を含みます。

原作未読の方、アニメ1期しか見ていない方はブラウザバックを推奨します。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さて、単刀直入に言うと『やがて君になる』(以下やが君)のアニメ2期はあると思います(あくまで個人的な考えです)。

 

やがて君になる』アニメ2期があると考える理由

TAAF2020 アニメ オブ ザ イヤー部門 みんなが選ぶベスト100にてテレビ部門第2位

  東京アニメアワードフェスティバルは2014年より開催されており、様々な部門でアニメを表彰するイベントです。

 その中でもみんなが選ぶベスト100は2018年10月14日~2019年9月30日に日本国内で放送・上映された作品の中から上位100作品をファンの投票によって選ぶものです。

 

 『やがて君になる』は名だたる作品を抑え、見事2位にランクインしました。

 

 2位になるということは、やが君が人気だということです。この結果を受け、さらに表彰されたりしたら、アニメ制作側も2期を検討するのではないでしょうか。

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TAAF2020 アニメ オブ ザ イヤー部門 「みんなが選ぶベスト100」

 ATXにて再放送

 ATXでは定期的に再放送をしていますが、原作が完結したこのタイミングで放送するのはアニメ2期の前触れでしょうか?(もしかしたらそんなことはないかもしれない……)
 累計発行部数が100万部を突破

 100万部と言いますと週刊少年ジャンプで連載中の『鬼滅の刃』の最新18巻が初版100万部というニュースも記憶に新しいでしょう。そう考えると累計100万部はちっぽけに思えてくるかもしれません。しかし忘れないでください、やが君は月刊誌連載です

 約三か月に一度発行される週刊誌連載の作品に対し、やが君は半年に一度の発行です。さらにやが君は8巻までしか発行されておらず、週刊誌の作品と比べるのは野暮でしょう。

 参考までに、週刊少年マガジンで連載されており、先日アニメ化が発表された『彼女、お借りします』は8巻発行時に累計発行部数が110万部を突破しました。

 この先さらに発行数は増えていくでしょうし、この点からもやが君のアニメ化は十分可能性があるでしょう。

 

アニメ2期への不安材料

 ここまでアニメ2期があると考える根拠を挙げてきましたが、アニメ化が難しいと考えられる点もあります。
2期制作を発表するタイミングがない
 アニメの2期制作はなんの突拍子もなく発表になる場合もありますが、何かしらのタイミングで発表になることが多いでしょう。具体的にはアニメ1期の最終回放送直後、作品のイベントなどです。
 やが君では1期最終回後の発表は特にありませんでした。この頃は原作のストックも少なかったので、発表されないのはある程度予想できたでしょう。
 次に発表が予想されたのは5月のキャスト登壇イベント『遠見東高校生徒総会』です。この頃原作は燈子が修学旅行から帰ってきて、侑と燈子が心を通わせるところまで進んでいましたが、何もありませんでした。
 しかしこのイベントでは沙弥香役の茅野愛衣さんが次のようにコメントしています。
『やが君』に触れる時間はとても大切で、だからこそ作品が続いて欲しい
(アニメ『やが君』声優陣登壇の“遠見東高校 生徒総会”レポートより)
 この「作品」が原作を指すのか、それともアニメなのか、はたまた両方なのかはわかりませんが、2期への希望をつなぐものにになったかもしれません。
 3つ目は月刊コミック電撃大王での連載完結時に発表されたカーテンコールプロジェクトです。単行本発売日や仲谷鳰先生の画集、短編集の制作決定、舞台encore上演など様々なことが発表されましたが、アニメ2期の発表はありませんでした。
 2期制作が発表されそうなタイミングは何度もありながら、発表されなかったということは2期の可能性は低いかもしれないです。
尺の問題
 アニメ1期では単行本8巻の途中、侑と燈子の水族館デートのシーンで終わりました。単行本は全8巻ということで単純に考えると、原作の半分以上がアニメ化されていることとなります。
 水族館デート以降の内容で重要なイベントは生徒会劇、修学旅行、侑と燈子の告白、お泊り会ぐらいでしょうか。
 生徒会劇を2話以上で引っ張ることは考えにくいので1話で完結させるとすると尺が足りなくなるのではないでしょうか。
 ここで私が勝手ながら12話構成での尺の割り振りを考えてみました。
 
1話―原作25、26話(新しい脚本の完成と提案、沙弥香が侑に燈子への恋心を打ち明ける、ここまで5巻)
2話―原作27、28話(朱里の失恋、屋上での侑の言葉、文化祭の開幕)
3話―原作29話(生徒会劇開演直前まで)
4話―原作30、31話(生徒会劇)
5話―原作32~34話(文化祭の打ち上げ、侑の心情の変化、侑の告白、ここまで6巻)
6話―原作35、36話、幕間(侑と燈子の距離感、沙弥香の悩み、箱崎先生と店長の出会い)
7話―原作37話(修学旅行、沙弥香の告白)
8話―原作38、39話(燈子の返事、槇からの助言、生徒会室への呼び出し、ここまで7巻)
9話―原作40話(生徒会室での告白)
10話―原作41、42話(呼び方の変化、ボウリング対決)
11話―原作43話(演劇観賞、お泊まりの約束)
12話―原作44、45話(お泊まり会、大学生になってから)
 
 考えるとわかるのですが、尺はそれなりにあります。しかし、各話ごとの繋がりがありどこで切るべきかという悩みもありました。
 おそらく尺についてはなんの問題もないでしょう。
 

さいごに

 ここまで色々とアニメ2期があると考える理由、難しいと考える理由を挙げてきましたが、一ファンとしては2期があって欲しいと願っています。
 何年後になるかはわかりませんが、2期が来たときに、多くのやが君ファンと共に楽しめればいいなと思います。